子どもが持つ行動の意味って・・・?
「すぐに物を投げる・・・」
「すぐに泣いたり癇癪を起す・・・」
「好き嫌いが激しい・・・」
「怒っても怒っても
全く言うことを聞いてくれない・・・」
子育て中にはいろいろな悩みが尽きませんよね。
でも、
そもそも子供って何で泣くの?
なんで手を焼かすことばかりして親を困らせるの?
今日は子どもの行動についてお話したいと思います。
まず、子どもの行動の理由は4つに分けられるといわれています。
①物・活動の要求
→物や活動を獲得するための行動
②回避・逃避
→嫌なことや苦手なことが生じたときに、
そこから逃れるための行動
③注目要求
→他者からの注目が得られないときに
注目を集めるための行動
④感覚(自己刺激)
→刺激がない時に自分の好きな刺激を入れる行動
例えば、
①物・活動の要求の場合
休日、子どもは公園に行きたいが、
お母さんにその気持ちを伝える方法が分からず、
家の中で玩具を散らかしたり、
壁に落書きをしてみたりする。
②回避・逃避の場合
夕食に嫌いな人参が出た場合、
本当は食べたくないけど、残すと怒られるし・・・。
そこで、わざと床に人参を落として
食べなくて済むようにする。
③注目要求の場合
お母さんと一緒に遊びたいけど、
お母さんはずっと誰かと電話をしている。
そんなお母さんに自分を見てほしくて
わざとおしっこを漏らしてみる。
そうすることで、お母さんが電話を切って
自分の元に来てくれる。
④感覚(自己刺激)の場合
簡単に言うと大人の貧乏ゆすりなどと同じで
子どもにもそれぞれ自分の落ち着く行動があります。
例えば、手持無沙汰になったときに鼻をほじったり
整列しないといけない場面で飛び跳ねてしまったり。
自分を刺激することでその場を保っています。
上記はほんの1例ですが
こうして、子どもの理解できない行動や
怒っても何度も繰り返されることには
ちゃんと理由があります。
この4つの行動の持つ意味を理解すると
それぞれの困った行動に対しても対応法も変わってきます。
1番多いのは
注目要求でとして出ている、不適切な行動に対して、
【おしっこを漏らす→お母さんが自分の所に来てくれた】
という成功の体験をしてしまうと、
それを学習してしまい(誤学習)、
他の場面でもお母さんの目を
引きたいときにはおしっこを漏らすようになってしまいます。
なのでこういった場合は、きちんと自分を見てほしいとき、
構ってほしいときの、適切な要求方法を教えてあげる必要がありますよね。
適切な方法で、きちんとお母さんからの注目を得られるようになると
自然と、おしっこを漏らす行動はなくなっていきます。
文章にするととても難しく感じますが、
とてもシンプルな考え方で、大人も一緒です。
この記事が、
少しでも子育てで毎日頑張っている方たちに
届きますように・・・。
またこういった相談にも対応しておりますので
お気軽に問合せしてくださいね。
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