ほんとはダメなのに、周囲を妬んでしまう気持ち

2021/05/03 仕事・キャリア

自分より同僚が大切にされている気がする……

以前、会社に勤めていたとき、私よりも仕事ができない同僚が「上司からいい仕事を任されている」のを見て、「なんで?」と思ってしまいました。いつも上司に気を使って、仕事だって一生懸命にやっているのに、上司は同僚のことばかり。ちっとも私に気を使ってくれません。

食事に行ったときも、上司は同僚がいないのに気がついて、「おい! アイツはどうしたんだ?」と私に聞いてきます。「え? 私じゃダメなんですか?」と悲しい気持ちになります。

「どうして、アイツばかり優遇されているんだ!」とだんだんイライラが止まらなくなって、仕事に行くのも億劫になります。

上司から注目されたって、なんの得にもならないことはわかっているし、やっている仕事の内容は変わらないはず。でも、「上司からアイツのほうが優遇されている」と思うと、自分のこれまでの仕事の功績も、仕事ができないあの同僚に奪われるような感覚になります。

ちょっと考えたら「上司は優遇しているんじゃなくて、仕事ができない同僚をなんとかしてあげたい、と思っているだけ」というのはなんとなくわかるのです。それなのに、「許せない!」と、同僚のことも上司のこともものすごく嫌いになって、「こんな仕事辞めちゃおうかな?」という破壊的な気分になってしまうのです。

 

嫉妬するとき脳内は「子ども」に

誰かに嫉妬しているとき、脳内では神経ネットワークが過剰に活動している状態と言われています。神経ネットワークの過剰な活動によって、脳内の電流が記憶を整理している海馬を「ビビビッ」と感電させると、「子どもみたいになって嫉妬が止まらない!」という現象が起きます。

記憶を整理させる部位が電気刺激を受けることで、「子どものときの記憶に戻ってしまう!」ということが起きるのです。そのため、嫉妬しているときは、子どもみたいな精神状態になるということです。だからよけいに嫉妬の発作が止まらない。ここで「発作」という表現をするのは、嫉妬が動物的な反応で止めようと思っても止めることができないからです。

幼少期に、親からケーキのイチゴを多めにもらった弟に対して、「ずるい!」と嫉妬していたような感覚で、自分よりもはるかに早く出世した後輩に、「ずるい!」と嫉妬してしまって、「絶対にアイツはおかしい! いじわるしてやる!」というような幼稚な考えしかできなくなってしまいます。

でもそんな時、子供ながら、皆さんも受け入れていったのではないでしょうか?弟のために、我慢をするお兄ちゃん。それは親はちゃんとみているように、上司もちゃんとみているものです。

美味しいイチゴを皆で仲良く食べられたらいいですね♪